SPN闘病録

SPN(充実性偽乳頭状腫瘍)を発症し、膵頭十二指腸切除をした人の記録です。

2023-01-01から1年間の記事一覧

退院から術後6ヵ月の経過

退院後の診察で摘出した腫瘍の状態について説明を受けました。SPNの多くは転移のない比較的低悪性度の腫瘍なのですが、私の場合リンパ(?)に浸透していて転移する可能性がある位置に出来ていた、いわゆる悪性の腫瘍でした。手術前のPET検査では異常がなか…

退院後変わったこと

食事を再開してからはゆっくり食べることを心掛け、無事吐き気は前よりも無くなって、戻すこともなくなりました。レントゲン・採血の結果も問題なく、痛み止めや整腸剤などの薬をもらい、入院期間1ヶ月ほどで退院することが叶いました。 特に食事制限などは…

食後の吐き気

術後7日目くらいには点滴も取れて、諸々の管が全部外れてたと思います。食事は日ごとに固形のものになっていって血液検査なども含め、比較的経過はよかったです。ただ、食後は腹痛と吐き気が続いているのが気がかりでした。数値は良かったので担当医からは …

術後の痛みと食事

術後3日目の夕方くらいに背中に入っていた痛み止めが終了。なんか鈍痛が強くなってるなぁと感じつつ、夜を迎えました。痛みはだいぶ酷くなっていて、膵炎と同じくらい激しい痛みに襲われました。痛み止めをもらい、なんとか眠ろうとしたのですが改善されず、…

手術直後の状態

麻酔から覚めるとICUにいて、事前説明の通り身体中に管が刺さっていました。点滴が右手に1本、左手に2本、背中に痛み止めが1本、お腹に排液ドレーンが2本、鼻から胃に向けてチューブが一本。酸素マスクも付けられていて、体には大きな毛布が掛けられていまし…

手術に向けて

無事転院手続きを終え、手術に向けて準備が始まりました。 この時点で膵炎で入院してから3,4ヶ月ほど経っていたので現状腫瘍がどうなっているか、全身調べて他に腫瘍がないかなどの検査を受けました。このPET検査というものを初めて受けたのですが、放射線区…

セカンドオピニオンと転院

膵頭十二指腸切除の方法としては開腹か、腹腔鏡で行うかの概ね2択になります。腹部手術の中でも高難度の術式とされており、腹腔鏡を使った膵頭十二指腸切除は一定の基準を満たす限られた病院でしか実施されていないそうです。 大きな手術になるので担当医か…

人生初めての入院

職場や家族に入院になった!と一報入れ、人生初の入院生活が始まりました。 膵炎の治療は2,3日ほどの断食と点滴による輸液をして、とにかく膵液が膵臓や他の臓器を溶かさないよう流し出し、2日に1回の採血でアミラーゼの値を見て経過観察されていました。一…

膵炎発症から膵腫瘍が見つかり手術した話

今から1年ほど前の話になりますが、突然の膵炎発症からSPN(充実性偽乳頭状腫瘍)と診断された自分の話をしようかと思います。発覚当時、膵頭部のSPN発症について情報が少なく、治療法や術後経過のリサーチに苦労したので、少しでも同じような方の参考になる…