SPN闘病録

SPN(充実性偽乳頭状腫瘍)を発症し、膵頭十二指腸切除をした人の記録です。

食後の吐き気

術後7日目くらいには点滴も取れて、諸々の管が全部外れてたと思います。食事は日ごとに固形のものになっていって血液検査なども含め、比較的経過はよかったです。ただ、食後は腹痛と吐き気が続いているのが気がかりでした。数値は良かったので担当医からは

「このまま食事も全粥食べれるくらいまで行けたら来週には退院できそうだね!でも経過次第なのであまり期待はせずに退院できたらいいな、くらいに思っておいてください。」

と言われていました。リハビリも毎日やって傷の痛みも無くなってきていたので、あとはお腹が慣れて食事を十分に摂れるようになることを祈って過ごしていました。しかし、食事が五分粥ほどになった頃、吐き気が急激に増して乗り物酔いのような気持ち悪さでリハビリがままならなくなってしまいました。その夜、吐き気が止まずついには戻してしまいました🤮

翌朝戻してしまったことを看護師に伝え、2日ほど食事を中止して点滴を再開することになってしまいました。担当医曰く、胃の下の方も手術で切っているので胃が動かなくなって消化が出来なくなっていたのかも、とのことでした。

食事を摂らないので吐き気はなくなりましたが、吐き気以外の体調は良かったため、ただただ元気な状態で退院が先延ばしになってしまったことにかなり焦りを感じてしまい、入院中、この期間が一番精神的に辛かったです。夫とは定期的に連絡を取ってたまに電話したりしていたのですが、「焦らずにしっかり治してね」と励ましをもらい、友人からも「退院して元気になったら遊びに行こう」と言ってもらえて、沈んでいた気分も救われました。

病気が見つかって手術が決まった時も、両親はかなり支援してくれて、職場の方も長く空けることになるにも関わらず「気にせず治療に専念してください」と言ってもらっていて、周りの人たちに恵まれていることに今でも本当に感謝しています🙏