SPN闘病録

SPN(充実性偽乳頭状腫瘍)を発症し、膵頭十二指腸切除をした人の記録です。

術後の痛みと食事

術後3日目の夕方くらいに背中に入っていた痛み止めが終了。なんか鈍痛が強くなってるなぁと感じつつ、夜を迎えました。痛みはだいぶ酷くなっていて、膵炎と同じくらい激しい痛みに襲われました。痛み止めをもらい、なんとか眠ろうとしたのですが改善されず、痛みは増す一方で、その夜はほぼほぼ眠れませんでした。翌朝、担当医の出勤を待ち、背中の痛み止めを再開することになりました。若い人ほど膵液が活発なので痛みも若い人の方が強く出てしまうそうです。多めに痛み止めを入れてもらっていたそうで、再開後は段々痛み止めの量を減らして様子を見てから抜くようにしましょう、という方針になりました。

日課の採血を済ませ、お腹に刺さっていたドレーンを抜いてもらいました。抜くときは麻酔とか使うのかな〜と思っていたのですが、なんとそのまま担当医が引っ張って抜いていました。お腹の中でチューブが動く不快感があるくらいで痛みなどは一切なかったです。抜いた跡はSDカードを入れる穴みたいになっていて、そこから液体(膵液?)が漏れ出すのでガーゼを当ててもらいました。

お昼頃、術後からシャワーを一切浴びていなかったので、カテーテルが入っている部分と頭を洗ってもらいました。気分はわんこ🐶(術後から下着を替える機会がなく、おりものでかなり汚れてしまっていたので、女性の方は術後身動きできない場合は紙オムツやパンツタイプのナプキンを着けて手術に向かった方が良いと思います)

この日から食事が開始になりました。食事と言っても経口栄養剤的なドロッとした何かで、美味しいものではなかったです。まだ消化機能が働いていなかったらしく、飲んだ瞬間便意が来てすぐさまトイレに駆け込みました。食事どころじゃない。大腸カメラのときに飲むやつと同じ状態になってました。そこからずっとお腹の調子が悪くこの日の夜もあまり眠れなかったですが、再開した痛み止めのおかげで傷の痛みは一切なく、昨夜よりは眠ることが出来ました。

術後5日目からは栄養剤を卒業してペースト状のいわゆる流動食になっていました。相変わらず消化機能が戻ってこなく、食べるとすぐに出て行ってしまう状態で、食事中ほとんどトイレに閉じこもっていました。通常のご飯が食べられるようになるまでの道のりは果てしない...(遠い目)